脳とSNSの関係

ワクワクした感情や楽しさと共に分泌されるドーパミン。行動する動機を与え、集中力を高めるときに必要な脳の神経伝達物質です。

脳は生存の可能性を高めるため、周囲の環境を理解しようと新しい情報(≒不確かな未来への期待)を探し求めます。このときにドーパミンを産生する細胞が反応します。

他人が何をしているのか。お互いにどんな関係にあるのか。誰が信用できて、誰と距離を取った方がいいのか。誰が誰に恨みを抱いているのか。誰に気を付けた方がいいのか。

人間はもともと群れで生きる動物なので、悪い情報や噂話を通じ敵から身を守ったり、誰かに助けてもらえる状態を保つため社会的接触を持とうとします。

自分のことを話したいという欲求にも理由があります。周囲と絆を強め、他人と協力して何かをする可能性を高めるため。自分の発言に対する他人の反応を見れば、自分の行動を改善できるからです。

こういった脳の報酬中枢に作用するSNSに心が疲弊するほど依存してしまうのも納得できるでしょう。SNSは、自分のコントロールが及ぶ範囲で交流の道具の一つとして利用していきたいですね。

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